8ミリ通信No.5 瑞浪小型映画友の会
あなたの街の8ミリクラブ
 全国津々浦々に8ミリクラブあれど、共通して言えるのは皆さんの切磋琢磨の努力、活動への熱意、何より「続ける」ことへの意欲と謙虚な姿勢。今回ご紹介する岐阜・『瑞浪小型映画友の会』も、会長の山田 芳彦さんをはじめ8ミリフィルムを愛する人達のクラブです。自らの制作活動の傍ら手づくりの会報も毎月発行されている事務局長の近藤 潔さんにその歴史と活動を綴っていただきました。

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 瑞浪小型映画友の会のメンバーの皆さん

岐阜県瑞浪市。日本列島のほぼ真ん中に位置するこの市の中心から、約十三キロ山あいを上るとわたしたちのクラブの本拠地、陶(スエ)町があります。
海抜は五百米、戸数はわずか千五百という小さな田舎町ですが、四季折々の美しい自然を満喫できるいい環境が自慢です。地場産業は焼き物。驚くなかれ昨今では「世界一の美濃焼きこま犬」や「世界一の美濃焼茶つぼ」といった名物が、誇らし気に観光客を迎え入れています。全国の映像作家の皆さんも「陶はヘキ地だ」、「日本のチベットだ」「秘境だ」と言いながら、多くの方がこの地を踏んで下さっているのも事実です。
 さて、時を溯ること四十年前。
この田舎町に8ミリの虫どもが自然発生し、小さな8ミリクラブができました。勢いに乗った虫たちはわずか数年で8ミリ怪獣に進化し、各コンテストで金、銀、銅を片っ端から採って食らうという猛威を振るうようになりました。しかしWサイズからSサイズへとカメラが移行したとたん、怪獣たちは意気消沈。滅亡への道を転がりはじめました。「こんな事で子孫を絶やしてはならん!」わずかに生き残った怪獣は一念発起し、昭和四十三年四月に”小型映画友の会”を発足。以来三十一年試行錯誤しながらも「8ミリ一筋」をうたい文句に今日に至っています。
 昭和五十年には会員数四〇名の大所帯も記録しましたが、現在は十七名で運営。例会は第三の月曜日、午後七時から陶町公民館で行っています。当クラブは酒豪が多い関係で、何かにつけ酒が入るのが大きな特徴。しかしこれが会員相互の良き”潤滑油”となり、和気あいあいとした楽しい雰囲気を盛り上げています。昭和五十六年から会報も発行しています。B4版の手書きですが、この十二月ではや216号。これも会員の結束に一役かっている存在の一つです。自慢できることと言えば、'71年にフジコン初入賞以来、当クラブは(フジコンが中止となるその年まで)十五年連続入賞の輝かしい記録を打ち立てました。

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      8ミリファンで賑わう毎年恒例の作品上映会「8ミリ映画の夕べ」

'71年から始まった公開映写会「8ミリ映画の夕べ」も、今秋で第29回を数え、その間に二百七十三作品を発表してきました。観客動員数は毎回約二百名「良かった」、「楽しかった」「温かい映写会」とお誉めの言葉を頂く度に、会員の制作意欲も大いに燃える結果となっています。おそらく8ミリフィルムだけの上映会は全国広しと言えども当クラブだけ。機材の入手は困難になり、フィルムもいつストップされるかわからないという環境の中で、8ミリにこだわり続けている私たちは、ハタから見れば時代の流れに逆らう“ヘソ曲がり”に写るかも知れません。でも撮影時のあのゾクゾクする緊張感、手作りの楽しさ、それにキメの細かい深みのある映像、独特の美しさ・・・それが私たちをとりこにしてやまないのです。もちろんビデオを否定する気はありません。会員の半数はビデオも愛用。近い将来には映写会にビデオ作品も加わることでしょう。ただ来年の「第三十回記念映写会」は、フィルムだけで開催しよう・・・これが私たちの合い言葉です。

 みずなみ
 瑞浪小型映画友の会
 
 〒509-6361 岐阜県瑞浪市陶町猿瓜895
 TEL/FAX 0572-65-2648
 

                            8ミリ通信No.5 page,7
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2009-01-08 17:00 | あなたの街の8ミリクラブ | Comment(0) | Trackback(0)
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