8ミリ通信No.5 8ミリ通信編集部オモシロ企画第一弾
おもしろ座談会
『チョイとウレシイ、テレシネ作品にこっそり何か賞をあげまショウ!』

 紅葉もようやく色づいたと思いきや木枯らしが吹き始めた初冬のある日、吉岡映像設計事務所のスタッフが集まって座談会が行われました。メンバーは所長の吉岡、事業部長・松下、名誉顧問(?)絹清、8ミリ通信編集部・後藤、映像界の若きホープ・平良・石川の六名、松本工場長は所用のため欠席でした。
 コーヒー一杯で借り切ったとある喫茶店にて。おもむろに吉岡が切り出した。
吉岡 お陰様で、当工場に今年一年、全国から数多くのテレシネ依頼が舞い込みました。
全員 ウンウン(頷き)
吉岡 ほのぼのとした家族の記録から本格的ドキュメント、大作劇映画などそれ   ぞれに素晴らしい味を発揮された作品でした。
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全員 ウンウン
吉岡 中でも「太陽の消える時」や「うば杉のねがい」などは8ミリでここまで   表現できるのか、との印象を受けたし、また一年近くも「家族の記録」    フィルムを送り続けて来られる方とか・・・。
後藤 ワタシは「王子窯」の特にタイトル部の音が記憶に残っていますね。
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平良 ボクはお宝的な「ザ・ビートルズ」のライブフィルムかな。凄かったね。   あれは。
吉岡 そんなわけで、これまでに持ち込まれた作品を振り返って見て、あること   を思いつきました。
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石川 あることって、何ですか?
吉岡 独断と偏見で気に入った作品に賞を贈ろうと。
絹清 それは作品コンペではないのですか?
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吉岡 そうです。あくまでもテレシネを依頼されたものに対するオマケのような   もの、と言ってしまえばいささか不真面目ですが意図としては、私たちは   テレシネ作業をさせて頂く立場から、貴重なフィルムを見せてもらってい   るわけですから、8ミリで撮影された方の心に対して賞賛の気持ちを表し   たい、誌面でご紹介したいというものです。
後藤 『よく撮ったで賞』とか。
石川 『懐かしいで賞』、とか?
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松下 なるほどグッドアイデアですね。それで、賞品の経費負担はどうするんで   すか。事業部としては心配になるんですが。
吉岡 それが一番の課題ですかね。
後藤 協賛の方から募ったらどうでしょうか。8ミリをやってこられた方の多く   に今はりっぱな会社の社長さんもいらっしゃることでしょうし。
石川 それはいい、ハワイ旅行とか提供してくれる社長さんがいるかも!
全員 ・・・(シ〜ン)
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絹清 それで審査員は誰がやるのですか。
平良 僕たちみんなでやったらいいじゃないですか。「歩く映画館」みたいな人   とか、「次期 黒澤明監督」のような方がいるんだから。
絹清 それって誰ですか。
全員 (笑い)
   つきない話に喫茶店も閉店の時刻となり、結論が出たのか出ないのか・・
   座談会の内容を次のようにまとめて見ました。


 おかげ様で当事務所には全国から数多くのテレシネ依頼があり、それぞれが素晴らしい作品です。単にビデオ化してお返しするだけでは何か物足りない・・・ということで8ミリ事業部では、独断と偏見で気に入った作品に対してこっそり賞を贈ることにしました。誤解のないように申し上げておきますが、これは作品コンペではありませんので”チョイとウレシイ、テレシネ作品にこっそり何か賞をあげまショウ! 応募作品在中”などと張り切って朱書きされて送られても効果はございません。本当にこのフィルムをビデオ化して残したいという思いだけがあれば、勝手にノミネートされるのです。賞の内容もその作品に応じたものとします。ランク付けではなく、あくまで作品固有の良さが賞の対象となるのです。
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 つまりテレシネにチョイとウレシイ、オマケが付いてくるようなものなのです。オマケですので賞品にハワイ四泊六日、賞金百万円てなことは絶対あり得ません。賞品は粗品に毛が生えたようなものと思ってください。いわば当事務所の遊び心でもあるのですが、この遊びの部分から少しでも8ミリ3H運動(保存、復活、発展)につながればと考えております。もちろん、主役は皆さまの依頼されたテレシネ作品ですのでご協力とご理解をお願い致します。
 なお、選考メンバーは座談会に出席の六名と松本工場長の計七名です。
第一回の発表は次回春号誌上にて予定しております。
 賞のジャンル分けや数も定かではありませんが、選考基準としましては作品としての完成度より、撮影時の対象を見つめる視点の確かさを一つのポイントにしたいと思います。
 プロアマ、新作旧作、フィルムの種類など一切こだわりません。
8ミリ通信誌上で発表することにより、こんなものが、こんなものまでがテレシネされているのかと驚かれ、きっと楽しんで頂けるはずです。

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 二〇〇〇年を機に8ミリ元年としてあらたなるスタートにしたいと考え、この様な活動を始めました。ご意見、ご希望などございましたら当事務所8ミリ通信編集部宛まで御一報ください。よろしくお願い致します。
                           8ミリ通信No.5 page,5-6


2009-01-07 18:40 | 8ミリ通信No.5 | Comment(0) | Trackback(1)
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