8ミリ通信No.3 松下 隆一のWalk&Talk page,3
松下 隆一のWalk&Talk最終ページです。


松下:しかしかなりしっかりしていられますよね。ボクなんかのイメージでいく   と自主製作というのは、製作プロセスでかなりルーズなところがあるもん   なんですけど。
中島:通常その自主製作をやってられる方々というのは、頭に監督がおられて、   その人がやりたいものを考えてスタッフが集まるていう形でしょうけど、   ウチは逆ていうか、そういうシステムでやってないんで、あくまで集団で   売っていこうということで。
河合:今後はどうなるかわからないんですけど。ただまあ、ウチのスタッフ全員   がそうだと思うんですけど、雇われて参加してるという考えの者は一人も   いないんで、逆にこれがきっちりしてると思われるんじゃないでしょう    か。
松下:それで十年続いているわけですよね。ええと、SAMURAIプロジェクトの窓   口はどこになりますか?中島さんのところとか・・・?
中島:ええ、一応ボクがSAMURAIプロジェクトのリーダーってことにはなってる   んですけど、対外的なSAMURAIプロジェクトの顔というのは角田さんで    す。
松下:じゃあ角田さんが広報ていうか、営業面の活動も含めての窓口ということ   ですか。
中島:彼が一番えらいんで。
角田:そんな・・・(笑)
中島:撮影現場ではキャメラをいじってる河合が一番えらいと・・・
河合:そんなことないやろ。
松下:やっぱりえらいモンがいるんや。(笑)・・・放映された8ミリ映画につ   いての問い合わせはありますか?
中島:前回テレビ放映した時に某映画会社から問い合わせがあったんですけど、   その方は16ミリだと思ってらしたようで、8ミリってわかると「何     や」って電話切りそうな勢いで言われて。(笑)
松下:8ミリで撮ったってことは放映する時に全然触れてないんですか。
角田:触れてないですね。ふつうのドラマと同じように流されてしまってます。
松下:その辺でなんか逆に8ミリだというようなことを出したいみたいなことは   ありますか?
河合:ただそれもつらいところがあって・・・ビデオとかハイグレードな映像に   慣れてる人が観て「なんでこんなに汚いねん」と思われたりとか。
中島:その逆も言えると思うんですけど・・・8ミリでもこれだけきれいにでき   るのかと思って頂ければボクらもやりがいがあるんで、放映の最初に8ミ   リ作品であることをうたってもらえれば本当はいいんですけどね。
松下:ただ本来あるべき8ミリ映像の姿を知ってる人が少ないでしょ。だから、   クオリティの高さをアピールしようと思ってもなかなか難しいでしょう    ね。
河合:ええ。実際あの時間帯(深夜)の視聴者の皆さんはかなり若いと思うんで   すけど、そうなると8ミリといえば8ミリビデオといった理解になるで    しょうね。
中島:どちらかっていうとアピールしていくのはプロの方々に対してという形で   すかね・・・8ミリでもここまで出来ます、ていうことで。
松下:何かもっとそういったところをアピールしてもらって、それに対する反応   をはっきりさせてみたいと思うんですけど・・・というのはこれだけまと   まった形で8ミリ作品を放映した前例はないと思うんです。サイレントの   ものを何らかの集大成でやったとかいうのはあるんですけど、言ってみれ   ば放映をするために作ってる初めての試みなんだからもっと8ミリという   ことを言って欲しいなと・・・その中でもっとその映像を創る、映画を創   ることを活性化できればいいなと思うわけです。8ミリに期待するのはそ   こですね。話は尽きませんが最後に中島さん、今後の活動について一言。
中島:今後8ミリ作品で三十分くらいの連続ドラマの企画をTV局に出そうと思っ   ています。そのためにはやはりハイクオリティなテレシネが要求されると   思います。
松下:はい。私たちも応援しています。今日はありがとうございました。

8mm3no9.jpg
迫力を生む、レールを使った撮影現場。みんな真剣

ーインタビューを終えてー
劇中の激しいアクションシーンとは裏腹に、実に物静かなSAMURAIプロジェクトの方々でした。ただ、将来に向けての映画に対する熱意はひしひしと伝わってくるものがあり、これからの日本映画を支えていくのは彼らのような情熱しかないと感じました。たかが自主映画、8ミリ映画とバカにするなかれ。そこには自らの手で映画作れなくなった映画会社よりはるかに創意と工夫、何より前向きな姿勢があるのでありました。SAMURAIプロジェクトに興味を持たれた方、ぜひ吉岡映像設計事務所・8ミリ映画製作部までご一報を。


『幕末郡星譚ーさらば、剣ー』は5月末頃にCS京都チャンネルで再放映の予定になっています。チャンスのある方はぜひ、SAMURAIプロジェクトワールドへ!

                           8ミリ通信No.3 page5~7
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2008-12-12 18:40 | Walk&Talk/松下隆一 | Comment(0) | Trackback(0)
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