8ミリ通信No.10 News! 8mm Camera Report
 日本では新たな8ミリカメラの開発・製造がされなくなって久しいが、他の国は現在どのような状況なのでしょうか。そんな疑問を、CM制作現場で長年活躍されている宮原茂春さんがリポートしてくれました。

2002ショービズ・シネギヤ機材展

2002年6月、映画撮影機材の展示会がロサンゼルスのダウンタウン・コンベンションセンターとハリウッド・ユニバーサルスタジオにて開かれました。そのコンベンションセンターで8mmネガフィルムを使用するプロ用8mmフィルムカメラがありました。国内のTVCMでは、時々わざと画面を揺らしたり荒らしたりする映像の為、8mmカメラを使いますが、カメラは20年以上も前に製作されたエルモ社の年代品を使う為問題があります。望遠側から広角側にズームするとフォーカスがぼける事故が再三あった事を聞きました。
 アメリカはさすが映画産業の国だけあって、数年前から新たに8mmフィルムカメラ(Classic Pro 8mm)を新規に製作販売しています。カメラは純金属製で完成度が高く、塗装はアメリカ人好みな派手なイエロー・レッド・ブルーの3色がありました。
 ファインダーはⅠ眼レフレックスで明るくシャープ、カメラの質感も満足できる出来栄えでした。コマ数は毎秒2コマから70コマが可能な高性能。レンズは8倍ズームの8mmから64mmf1.9付き。レンズ交換は可能で、3mmの超ワイドレンズ、マニュアルズームとモーター付きズーム等合計13種類もあり、さらにアナモフィックレンズキットまであります。その他にマットボックス等アクセサリーも豊富。
数年前の映画”JFK”のケネディ大統領狙撃シーンや、映画”アルマゲドン”ではこのカメラが使われ、デジタル加工されました。

 カメラの価格はクリスタルモーター付きのボディーが約30万円、各種ズームレンズは12万円位の価格です。
現在CM撮影で使用されている35mm、16mmのコダックのデーライトとタングステン共すべて同じ乳剤フィルムが8mmカートリッジマガジン(スーパー8)で発売されていますが、残念ながら日本での現像は採算が合わない理由で出来ません。現像作業はロサンゼルスへ送る必要があります。現地では撮影後テレシネするのが普通で現像後のテレシネ作業のシステムも揃っています。

10_04.jpg
プロ用8ミリフィルムカメラ

 同封いただいたリーフレットによるとこのクラシック・プロカメラのさらに上位機種として、高度なテクニックが駆使できるプロフェッショナル・カメラと廉価版4倍ズーム、スプリングモーターのカメラも用意されているようです。進化をつづけるアメリカの8ミリに期待。

8ミリ通信No.10 page,3
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2011-01-14 11:15 | 8mm Camera report | Comment(0) | Trackback(0)
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