8ミリ通信No.9 アマチュア映像をお茶の間に。
アマチュア映像をお茶の間に。
永遠なれ「映像タイムトラベル」!

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 深夜の茶の間に懐かしい映像が流れる。ヒトラーやマッカーサー、ライト兄弟のヒコーキから結婚式の三三九度、湯川秀樹やアインシュタインの映像をバックにタイトルが出て、「映像タイムトラベル」が始まる。この番組は朝日放送で毎週木曜日の26時01分から放送、衛星チャンネルスカイAでも見ることができる。
 番組の制作会社。(株)ドキュメンタリー工房を訪ね、代表の鈴木昭典氏にお話を伺った。氏は朝日放送報道部に勤務時代から今日までに400〜500本のドキュメンタリー番組を制作、芸術祭参加作品の受賞も数多い。定年後、現在の会社を設立。朝日放送、テレビ朝日、NHK、TBSなど各局のドキュメンタリー番組を手掛ける。
「映像タイムトラベル」は、1992年(平成四年)から放送を開始し、その数は600本を越える。


 ーこの番組の制作のきっかけになった事は?
「二十世紀もそろそろ終わりに近づいていて、フィールドに眠っている映像を集めようと考えていました。それなら、追われる立場で作りたいと放送番組として立ち上げました。
アマチュアの撮った映像にも貴重なものを見出していましたから、8ミリや9.5ミリを提供してもらうように投げかけ、サービスとしてその映像をVTRで差し上げることにしました。」

ー映像はどのようなジャンルで、集める方法は?
「映像のジャンルは全国各地の歴史、文化、産業、人々の生活などを記録したものを当時のオリジナルを生かして紹介しています。番組の中で映像提供の告知を流していますが、海外のものは依頼書を手紙で出し、その後、その国まで出向いて実際の映像を見て調査しています。アメリカの場合は国立公文書館が主で、イギリス・ドイツ・フランス・オランダなども国のライブラリー保存機関や大学などです。また世界中の有名な航空会社、自動車会社などの企業にもあたります。
しかし紹介したい映像があっても使用料が高く、実現できないこともあります。」

ーTV放送、映像ソフトの発刊を通じて社会に訴えたいことは?
「私たち映像の記録者が頑張らなければ歴史は無くなってしまうと考えています。映像に付箋をつけて残すことが仕事ではないでしょうか。」

ー「映像タイムトラベル」が近く放送休止になると聞きましたが?
「残念ですが3月28日をもって休止となります。その後5月には”映像タイムトラベルスペシャル”として二時間枠で放送します。時々はこういったスペシャルは続けて行きたいと考えています。また再開できれば一番ですが・・・。」


■ ■ ■ ■
鈴木氏は「映像は、文字や他のメディアでは絶対に表現できない時間を共有できるという絶対に有利な媒体であり、見るチャンスを作るだけで、文化を継いでいく大きな流れを作ることが可能である」と説く。「映像タイムトラベル」が永遠に引き継がれることを願ってやまない

2002年2月2日取材・・・聞き手:吉岡 博行


8ミリ通信No.9 page,8
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2010-12-06 15:30 | アマチュア映像をお茶の間に | Comment(0) | Trackback(0)
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