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8ミリ通信No.10 小説の中に生きる八ミリ
小説の中に生きる八ミリ
香気あふれる文芸ミステリ

 「黒くて角ばった機械だ。角や縁がすこしばかり剥げているが、さほどの傷みはなさそうだ。
投影レンズの筒が、控えめに、ひっそりと出ている。コダスコープ、という英文字の刻印が読みとれた。
 老婦人は眼鏡をかけてリールを取りつけ、八ミリの、か細いフィルムを映写機に通し、コンセントを差し込み、壁掛けスクリーンを欄間の鉤にひっかけて襖の前に吊した。

《中略》

 つまり女学校時代の藍子叔母が映っていた古い八ミリ・フィルム。もしもあの話をわたしが口にしていなければ、美那のほうも、遠いむかしの目撃談を披露におよぶこともなかっただろう。」

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2010-12-24 17:00 | 小説の中に生きる八ミリ | Comment(0) | Trackback(0)
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